消費者金融会社「クラヴィス」(大阪市都島区)は5日、大阪地裁に自己破産を申し立て、同地裁は破産手続きの開始を決定した。破産管財人に選任された弁護士が明らかにした。債権者は約46万人、負債総額は約3268億円で、このうち約3219億円が過払い利息の返還債務。武富士(現:ロプロ)、丸和商事(ニコニコクレジット・現:ダイレクトワン)、SFコーポレーション(旧:三和ファイナンス)、NISグループ株式会社(旧:ニッシン)などに続き、またしても貸金業者が破綻してしまいました。
破産管財人によると、破産手続きに入った消費者金融会社の債権者数では、武富士(会社更生手続き中)などに続き全国で4番目、関西では最大の規模となる。クラヴィスは2007年12月に貸金業登録を廃止し、債権回収を進めてきたが、貸付先からの過払い金返還請求が相次ぎ、資金繰りが困難になったのが原因という。
同社は1975年に消費者金融「リッチ」として設立され、02~05年には「ぷらっと」、05~07年は「クオークローン」の商号で貸金業を行っていた。破産管財人主催の債権者説明会は8月29日に大阪市で、9月5日に東京都新宿区でそれぞれ開かれる。
問い合わせは、同社破産管財人室コールセンター(06・6356・3386)。
クラヴィスの破産手続きの開始決定を受け、大阪弁護士会は12日午前10時~午後4時、緊急電話相談窓口(06・6364・7681)を開設、同社への債務や過払い金に関する助言を行う。
引用:消費者金融「クラヴィス」破産 債権者46万人
(2012年7月6日 読売新聞 地方版)
関連記事:消費者金融:クラヴィス破産…負債総額3268億円
(2012年7月5日 毎日新聞)
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